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階級(かいきゅう)とは、度合いに応じて区分された段階や等級のこと。
- 社会 - 特定の社会、組織の内部において存在する順位等級のこと。本項において解説する。
- 統計学 - データをある一定の範囲に分ける(度数分布)時の各区間
- 生物学 - 動植物の分類の各階層
- 自衛官、警察官、消防吏員等公務員の階級(階級 (公務員)参照)
- スポーツ - 体重別の区分のこと(体重別階級を参照)
特定の身分・職業・学歴・財産などの条件によって集合し形成された社会集団のことも階級と言い、組織の内部における職務上の等級のことは職階、社会の内部で形成された序列の等級のことは階層ともいう。
職階と社会的な階級は別ではあるが、歴史的経緯や慣習としてその境界が時として曖昧になるため、ここでは並列に述べる。なお、社会学、歴史学などの分野では「階級」と「階層」は対自的な階級意識の有無により明確に区別されて使用されるが、ここでは特に区別しない。
階級呼称
階級呼称は、職階としての階級に与えられた呼称である。
職階としての階級は様々な組織の中に存在する。特に、警察や自衛隊のような強い統制力を要請されている機関では、法律により「階級」が厳格に定められていることが普通である。警察や自衛隊に限らずとも、国や地方公共団体などの公的機関では、戦前の官吏・吏員制度の名残や、戦後公務員制度の職階制の原則が終身雇用による採用種別ごとの待遇格差や採用年次ごとの横並び昇進で変則的に実施されてきた結果、事実上の階級制度が形成されているといえる。
また、民間の組織でも職務の度合いに応じて責任を示す肩書きを用いるが、特に歴史のある企業や特殊法人などの公的機関の影響が強い組織では、職層を示す階級(主事、主幹、参事、理事など)を持ち、これに応じた役職に就けるという人事制度を有していることがある。
以下では、日本社会においてみられる組織内の階級、職階や、歴史的・慣習的な階級、技能の階級等を例示する。これは必ずしもすべては網羅したものではなく、また並列しておかれている階級は必ずしも同質のものではない。
日本の教育機関における階級的呼称と学術上の階級的称号
幼稚園・小学校・中学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校の教員には、教諭・講師などの職業上の階級がある。一般的に教員には、男女差別はあまり見られない。また、高等教育が行われる学校(大学など)の教育職には、教授・准教授を始めとする階級的な呼称を有し、しばしば階級の上下によって学内、学部・研究科内、学科・課程・専攻内、講座・学科目内、研究室内での権限に格差が設けられている。これの階級呼称は長い歴史を持つもので、日本一国のみならず世界中の各国でも通用する。
このほか、学校教育法に定められている学位と称号も学術的な階級として見ることができるので、ここで取り上げる。
学位と称号
現在の日本の学位は、「博士の学位」、「修士の学位」並びに「専門職学位」(「法務博士(専門職)」「教職修士 (専門職)」およびその他の「修士(専門職)」)、「学士の学位」、「短期大学士の学位」と主に4段階となっている。その他、学位に準ずる称号として、高等専門学校を卒業した者に授与される「準学士の称号」、並びに、要件を満たす専修学校の専門課程の修了者に付与する「高度専門士の称号」「専門士の称号」がある。
日本の伝統宗教における聖職者の階級
神道の神職の階位等
- 宗教法人神社本庁の認定する神職身分
- 特級
- 一級
- 二級上
- 二級
- 三級
- 四級
仏教の僧侶の階位等
技能における階級(段位・級位と称号)
近代以降、剣道や柔道などの武道をはじめ、将棋、囲碁といった伝統的な卓上の遊戯、書道などの社会教育分野、珠算や暗算などの計算技能に至るまで、日本の各分野における技能に応じてそれぞれの競技・技能の指導的役割を果たす法人などによって十級から一級までの級位、初段~十段までの段位といった技能上の等級を授与する制度が定められてきた。通常、各機関から授与された段位については剣道や柔道などの武道や計算技能については社会的に通用する評価とされているが、いわゆる履歴書に記載する場合としては国家資格や公的資格によるものではないため、あくまで特技として記す場合が多い。場合によっては民間資格として記す場合もある。
関連項目
外部リンク
- 「社会階層・意識に関する研究会」報告書(財務省)